2005年08月19日

美術系の方が好きな絵本   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

ショップの近くに越してきたばかりの若い女性の方が、初めてのお散歩の途中に訪ねてきてくださいました。
高校生のときに絵を描いていらしたとのこと。そこで、ここに来てくださる美術系の方たちに必ずと言って良いほど気に入っていただいている絵本を数冊お見せすると、その一冊一冊に驚嘆の声を上げてくださって、「この町に越して来てよかった」と、言ってくださいました。そんな言葉を聞くと、私の方が嬉しくなります。引越しのダンボールが片付いたら、すぐにまた来てくださると、嬉しそうにお帰りになりました。

美術系の方がお好きな絵本の一部
image165.gif image259.gif image214.jpg image131.jpg image172.jpg

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 22:46

2005年07月04日

”The Seed"は、静かな反戦歌   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

夕方みえたN様は、大学でドイツ哲学を勉強中の女子大生。毎日ぶ厚いドイツ語の原本を読まれているそうです。

今日は絵を描かれるご友人のお誕生日プレゼントに絵本を選んでくださいました。ファンタジックなものがお好きとのことで、色々とお話しながら気に入ってくださりそうな絵本を探しました。

最後に決めていただいた絵本は、イラストレーターのお客さまたちに人気の高いIsabel Pinの作品、”The Seed”でした。

image264.jpg

Pinは1975年、フランスのヴェルサイユ生まれで、ストラスブルグの美術学校でイラストのディプロマを修めた後、ハンブルクでも勉強を重ねました。

作品は、ボローニアの国際児童図書展を初め、主にヨーロッパ各地で展示されています。彼女の絵本は、ドイツ語、フランス語で出版されており、この”The Seed”は、数少ない英語翻訳版です。

表紙では、卵型の物体を真ん中に、2種のカブトムシのような昆虫が、綱引きをしています。
空から降ってきた不思議な卵型の種の所有をめぐって、2つの種族が戦いに供えて綿密な研究を重ね、戦略を立て、いざ、戦争を始めようとしたところ・・・。

反戦のメッセージを、洗練されたユーモアで包んで展開させたストーリーに、美しい色と構成で奥行きを持たせた、個性に富んだ絵本です。時間と空間、距離感を独特のタッチと手法で美しく表現したPinの才能には驚かされます。

しげしげとこの絵本を眺めていたところへ、美術家のS様がみえました。S様も、前からこの"The Seed"がお気に入りです。(実は、私も見た瞬間に強く引かれて、仕入れた絵本です)
美術がお好きなN様と年代も近いS様の、偶然の出会い。すぐに打ち解けて、絵本のこと、造形のことに話が弾んでいました。

色々なジャンルの方たちがみえて、ここでお知り合いになり、話が弾み、次の偶然の出会いを楽しみにしてくださる輪がだんだん広がってきました。
お母さま同士の出会いも増えました。

絵本と木のおもちゃが繋いでくれる出会いです。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:43

2005年06月27日

赤ちゃんはカタログが大好き  洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

6月25日に、おばあさま、お母さまと来てくださった1歳2ヶ月のSちゃん。
ものしずかで、穏やかな微笑が可愛い赤ちゃんです。
今は通販カタログを見るのが大好きとのこと。
実は、カタログが好きな赤ちゃんは、とても多いのです。
もう20年以上前、赤ちゃんに人気の絵本を何作も作っていたイギリスのAhlberg夫妻(妻のJanetは1996年に残念ながら亡くなりました)が、自分たちの赤ちゃんがカタログに夢中になることに気付いて作ったのが、”Baby’s Catalogue”という絵本でした。
赤ちゃんの身近なものが優しい色合いでこまごまと描かれているこの絵本の出現は新鮮で、赤ちゃんのファンがたくさんできた絵本です。

その後も何人かの絵本作家が、赤ちゃんのためのカタログ風絵本を作っています。

今、スタジオ・ドリームのショップにある”Oh, Baby! A Celebration of Babies”も、その内の一冊で、繊細で温かみのある線で描かれたキュートな赤ちゃんが大勢登場します。

image081.gif

ファンタジーの世界と日常生活のなかの赤ちゃんが混在した、愛らしい絵本で、それぞれのページは、赤ちゃんが好きそうな楽しい小さな絵でかこまれています。これは、Leo Landryの初めての作品ですが、彼はアメリカのマサチューセッツ州にある子どもの本の専門店で20年近く働いており、まさに多くの赤ちゃんの好みを知り尽くした作家ならではの作品です。


Sちゃんも、この絵本を興味深く眺めていましたが、その後に”Colors”を見せてあげると、お気に入りの動物や人を見つけては、その”目“を指差して、語りかけてくださいます。

image039.jpg


Sちゃんは、今、絵本や写真のなかの “目“にとても興味があるのだそうです。
それを伺ってあらためて良く見てみると、この絵本のなかの”目”は、どれも、はっきりと印象深く描かれていて、それぞれの存在感を強いものにしているのです。
それに、確かに、この絵本は、色のカタログとも呼べそうです。
今までは、見開き一杯に1つの色のいろいろな階調を使って大らかに描かれた絵が楽しい、美しい絵本と、ご紹介していたのですが、今日、新たな魅力をSちゃんに教えていただきました。

きっと、この絵本のなかの登場人物たちは、目と目で心が通じあったSちゃんの大事なお友だちになったのでしょう。

この絵本は、6月17日にご紹介した、Sくんが3ヶ月のときに劇的な出会いをした絵本でもあります。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:35

2005年06月23日

一日の終わりは、すてきな「おやすみなさい」のごあいさつ  洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

開店と同時に初めてのお客様のO様が、お知り合いの5年生の男のお子さまへのプレゼントを探しに来て下さいました。
小学校高学年の男のお子様へのおすすめ絵本は、いつもお客様に手伝っていただいて、そのお子様の情報を少しでも多くいただいてから選びます。
英語への興味、趣味、絵がお好きか等々。
今回も色々と教えていただいて、最後にマクダーモットの迫力ある大型の絵本『天地創造』を選んでいただきました。
この絵本にアメリカで出会った時は、完成度の高さに驚き、すぐに求めました。
黒を基調とした神秘的で深みのある表現に、ここに来てくださる芸術系の方たちは全員が高い評価をしてくださっています。
ぜひ、この絵本のプレゼントの感想を聞かせていただきたいな、と、思いました。

おばあさま、お母さまと一緒にみえたMちゃんは、まだ3ヶ月ですが、笑顔がすてきな赤ちゃんです。
はっきりとした美しい色と音に敏感に反応して喜んでくださいます。
色々見ていただいて、音がでる人気の布絵本をお持ち帰りいただきました。

夜、外から赤ちゃんの泣き声が。Rちゃんでした。
ちょっと長すぎたお昼寝のあとのお散歩に出て帰ろうとされたら、どうしても、おうちと反対のこちらの方向にと、ぐずられたとの事。
店内に入っていただいて、抱っこでいつも見せて差し上げているお気に入りのディスプレイのお馬さんを近くまで来て見た途端、満面の笑顔に。
そして、何度もおでこを私の額ににコッツンコして、すっかりごきげんがなおりました。
下におりると、満足そうにご自分からバイバイと手を振ってくださったのには、お母さまも私もちょっとびっくり。
Rちゃんは1歳半。先日から、ここにみえると、テディベアたちを「いいこ いいこ」してくださいます。
今夜は、お散歩の最後にどうしてもロッキングホースにお休みなさいを言いたくて、来てくれたのかしら?
なんだか胸がじーんとした一日の終わりでした。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:49

2005年06月21日

赤ちゃんのファンが多い、四角、三角、丸、のっぽ絵本4冊セット  洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

いつもお一人でみえるフィリピン人のお母さまが、今日、始めてNちゃんを連れてきてくださいました。
意思表示のはっきりとできる、元気一杯の2歳のお嬢さまです。
今まで何冊もNちゃんのために絵本やテープをお求めいただいているので、初めてお会いした気がしませんでした。
Nちゃんは、ここでお求めいただいておうちにある絵本を全部指差して教えてくださり、どれも大好きだと言ってくださったので、ほっとしました。
Nちゃんのお母さまは、いつもコンセプトを持って買いに来てくださいます。今日はカウンティングのテープと反対言葉の絵本でした。
Nちゃんはショップをすっかり気に入ってくださったようで、お母さまが帰るとおっしゃってもなかなかバイバイが出来ず、ついに、泣かれてしまいました。また遊ぶ約束をして、やっとさよならをしました。また、来てね。

初めて来てくださったH様。ご出産のお祝いのプレゼントにとお求めいただいたのは、私も大好きなSquare Triangle Round Skinny: Boxedです。

image062.jpg 
四角い絵本、三角形の絵本、丸い絵本、そして細長い絵本と、形の違うボードブックが4冊、透明のケースの中に納まっています。
どの1冊をとっても、表紙はもちろん、全てのページが輝くばかりの色彩で描かれていて、あまりの美しさに、大人でも何度もめくってしまう完成度の高い絵本。作者のウラジミールはロシアのウラル山脈で生まれアメリカに移住してきた芸術家です。
初めは美術系の方たち向けにご紹介しようと仕入れた絵本でしたが、0歳の赤ちゃんにファンが多いのには、ちょっとびっくりしています。
H様にお選びいただいて、また、この絵本に出会ってくださる赤ちゃんが一人増えました。ファンになってくださるといいな。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:42

やっと会えた、Nちゃん     洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

いつもお一人でみえるフィリピン人のお母さまが、今日、始めてNちゃんを連れてきてくださいました。
意思表示のはっきりとした元気一杯の2歳のお嬢さまです。
今まで何冊もNちゃんのために絵本やテープをお求めいただいているので、初めてお会いした気がしませんでした。
Nちゃんは、ここでお求めいただいておうちにある絵本を全部指差して教えてくださり、どれも大好きだと言ってくださったので、ほっとしました。
Nちゃんのお母さまは、いつもコンセプトを持って買いに来てくださいます。
今日はカウンティングのテープと反対言葉の絵本でした。
Nちゃんはショップをすっかり気に入ってくださったようで、お母さまが帰るとおっしゃってもなかなかバイバイが出来ず、ついに、泣かれてしまいました。
また遊ぶ約束をして、やっとさよならをしました。
また、来てね。

初めて来てくださったH様。ご出産のお祝いのプレゼントにとお求めいただいたのは、
私も大好きなSquare Triangle Round Skinny: Boxedです。

四角い絵本、三角形の絵本、丸い絵本、そして細長い絵本と、形の違うボードブックが4冊、透明のケースの中に納まっています。
どの1冊をとっても、表紙はもちろん、全てのページが輝くばかりの色彩で描かれていて、あまりの美しさに、大人でも何度もめくってしまう完成度の高い絵本。作者のウラジミールはロシアのウラル山脈で生まれアメリカに移住してきた芸術家です。
初めは美術系の方たち向けにご紹介しようと仕入れた絵本でしたが、0歳の赤ちゃんにファンが多いのには、ちょっとびっくりしています。
H様にお選びいただいて、また、この絵本に出会ってくださる赤ちゃんが一人増えました。
ファンになってくださるといいな。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:33

2005年06月07日

質の高い絵本の力をあらためて感じた一日でした    洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

デスクワークが一段落してショップを開けると、すぐにお客さまが。絵本がお好きなお母さまです。
色々と絵本を見てくださって、最後に選んでいただいたのが、柔らかいパープルの色彩が優しいお話にぴったりのベッドタイム絵本でした。
お母さんに、もうベッドに入る時間よ、といわれた女の子は、これから北極まで航海にでるといいます。「でも、あなたのボートには帆がないでしょ?」と、お母さん。「くじらのしっぽにボートをつなぐの」・・・
こうして、次々とお母さんの心配に夢一杯のアイディアで答える女の子・・・
今夜、絵本を読んでいただいて、この女の子のように、遠くへ探検に出かけられたかしら?
お二人で初めて見えたお客さま。
プレゼントにとマクダーモットの迫力ある絵本を選んでくださり、最後にご自分用にもお求めいただきました。お一人はルース・サンダーソンの華麗なシンデレラと、ゼリンスキーのラプンツェルでした。どれも本格的な芸術家の個性豊かな絵本です。お二人とも芸術関係の方でしたが、あとで、お一人は、著名な舞台美術家の方だとわかりました。お客様と一緒に同じ絵本を見ながらお話しているとき、あらためて洋書絵本の持つ力を感じることがあります。今日もそんな感慨に浸った一日でした。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:28

2005年05月29日

DavidとBad Cat、静岡へ     洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

今日は朝から、若い爽やかなカップルがみえてくださいました。
なんとお友だちを訪ねて静岡からみえているとのことでした。
お二人の会話が、柔らかく温かく、心が癒されました。
数タイトルの絵本について、お話をすると、本当に楽しそうに聞いてくださいました。
そして、最後に私の大好きな、”No, David”と、”Bad Cat”を、お求めいただきました。
とても気に入ってくださったそうです。
"Bad Cat”は、イギリス出身で、今はニューヨーク州に住むイラストレーター、Tracy-Lee McGuinness-Kellyの初めての絵本です。
白目勝ちの大きな目に、真っ白な三角の歯、それに真っ赤な丸鼻のクロネコ、Bad Cat。
表紙一杯に描かれたBad Catの顔は、一度見たら忘れられないインパクトを持っています。
薄汚れた大都会に住むBad Catは、人間たちの生活にどんどん気ままに入り込んで行きます。
塀に落書きをしたといっては追い払われ・・・でも、よく見ると、それまで薄汚かった塀が一面美しいお花の絵で埋め尽くされていていたり・・・。
次から次へ騒ぎを起こし、迷惑がられるBad Catですが、結果はいつも人々を喜ばせることに。
ついに街の人々はBad Catを友だちとして引き止めますが、「どうせ、おいらは悪猫さ」と、それを振り切り、自由を求めて去っていく。
こんなBad Catを気に入ってくださる方たちに出会うと、とっても幸せな気分になるのです。
お帰りになった後から、精神保健福祉士という難しいお仕事をされている方々だということがわかって、あのお二人の優しさや穏やかさをあらためて思い出しました。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:30

2005年05月25日

"No, David!"で、広がる輪    洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

夕方、先日6月から造形の先生になることが決まったと報告に来てくださったSさんが寄ってくださいました。そのSさんが、今、気になっているのが、”No, David!”シリーズです。
作者、デイヴィッド・シャノンは他の作品でも幾つもの賞をとっているアメリカでは評価の高い絵本作家ですが、私にとって”No, David!”は特別、魅力的です。
今日も、この作品の表現方法や色使いに、話が盛り上がりました。
何と言っても、絵本の中で、デイヴィッドが生き生きしています。そして、本の隅から隅まで、裏表紙さえもエネルギーに溢れているのです。
この絵本の原型は、シャノンが5歳のときに「やっちゃ、だめ!」と言われていることをしている自分の姿と、NoとDavidという、そのとき書けたたった2つの言葉で埋め尽くして作った絵本。
ある日、それを大事にとっておいたお母さんがシャノンのもとに送ってきてくれたのだそうです。
まさに、そこには5歳の生きた男の子がいるのです。だからこそ、ここのショップを訪れてくださる赤ちゃんたちにも大人気なのでしょう。
でも残念なことに、多くの方たちから、「コマーシャルの男の子だっ!」と言われてしまうデイヴィッド。
そして、「絵本があるなんて」と、驚かれてしまうのです。
そんな時は、必ずこの絵本を最後まで、読んでいただくようにしています。
すると、全員がデイヴィッドのファンになってくださるのです。
絵本ならではの表現の楽しさを存分に味あわせてくれる作品です。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 01:11