2007年02月11日

3歳2ヶ月のSちゃんと、続けて絵本を楽しんで

10日前、お母さまと初めて訪ねてくださったSちゃんが、今日も来てくれました。
下に0歳の赤ちゃんがいらっしゃるそうですが、先回も今回も赤ちゃんはお留守番で、 お母さまとSちゃんだけの時間です。
Sちゃんは、おとなしくてじっくりとしたお子さんです。

先回、お母さまと私が話をしている間も、おもちゃで遠慮がちに遊んで待っていてくれました。
だんだんショップにも私にも慣れてきたところで、絵本を読みました。
お母さまからいつも絵本をたくさん読んでいただいていたとのことでしたので、 英語で“Hug”を読んでみると、私の横にぴたっとくっついて、ジーッと聞いてくれました。
Sちゃんが感情が豊かなこと、絵本のページの場面を良く理解して感じ取っていることが、息づかいを通して伝わってきました。
途中でチンパンジーのBOBOがお母さんを恋しくなって泣くところでは、少し涙目に。
読み終わると、体をグーッと一層押し付けてきて、暫らくの間、私にピッタリと体をあずけてくれました。
私は、思わずSちゃんを抱きしめました。
心からのHUGができました。

それから、ほるぷこども図書館の「めだかコース」の中の絵本を何冊か読みました。
『あかちゃん 1、2、3』では、Sちゃんの指をとって、それぞれの動物の赤ちゃんに二人で触れながら、1、2、3、4.・・・と声に出して読んでいるうちに、突然、「数の意味がはっきり分かった!」というように、Sちゃんは、こぶたがたくさん並んで出てくるページで一匹、一匹のこぶたを、自分の細い指で愛おしそうに押えながら数を声に出して9匹まで数えていったのです。

お母さまが、「今までは数を言うことはできたけれど、はっきりとは分かってはいなかったみたいだったのに、今、初めて分かって数えることが出来たのですね」と、おっしゃいました。
最後のページの10匹めを数え終わると、ふーっと息をついてから、「もう一度?」というように首を傾げて私の目を見てくれました。
そこで、はじめから読み始めると、こんどは、くまのあかちゃん、1、から、しっかりと声に出して、指で押さえ、最後のページの10匹めのこぶたまで、それはそれは嬉しそうに、そして、満足そうに、また、ちょっと得意げに、動物の赤ちゃんを数えていったのでした。

二人でばんざいをして、思わずもう一度抱きしめると、SちゃんもしっかりとHUGをしてくれました。
それから、心の底から楽しそうに大きな声で笑ってくれたのです。

『あめ ぽったん』は、読みすすめるうちに、繰り返しの部分を一緒に声をだして読んでくれるようになりました。
Sちゃんの「あめ あめ ぽったん、 あめ ぽったん」は、楽しそうなリズムを刻んでいました。
この一冊が終ったときも、やはり、思いっきりすてきな笑い声を聞かせてくれました。

そろそろ、赤ちゃんがおなかをすかせる時間だからと、お帰りの時間になったとき、初めて首を横に振って、「もっと、いる」と、いやいやをしました。
自転車に乗せられてからも、ずっと手を握り締めていてくれました。
Sちゃんは、私にも、別れがたい、濃密な楽しい時間をプレゼントしてくれていたのでした。

そして、10日たった今日。
Sちゃんは、ちょっとはにかみながら入ってきてくれて、お母さまと私の用事が済むまで、じっとおとなしくおもちゃのそばにいました。
用事が終ったのがわかると、すぐに私に絵本を、やはりちょっとはにかみながら、差出しました。
数冊目に、先回読んだ「あめ ぽったん」を開いて、私が「あめ あめ・・・」と読み始めたとたん、すぐに私に声を合わせて、「ぽったん あめ ぽったん はっぱの うえに あめ ぽったん」と 楽しそうに声を合わせてくれました。そしてページをめくるごとに、「・・・つちの うえにも あめ ぽったん」と、実に正確に、弾んだ声で、唱和してくれたのです。
それから、池の中からかえるが出てくるページをめくった途端、Sちゃんは、私がいつもするように、ページ中のかえるの絵の上に自分の手を置いて、「おいけの なかから かえるさん」と言いながら、手を下にずらし、かえるを出して見せてくれたのでした。
こうして、二人で最後まで読んだのでした。
10日前、たった1、2回読んだだけだったのに、すっかりこの『あめ ぽったん』は、Sちゃんの体の中に入っていたのです。

先回のお気に入り、「あかちゃん 1,2,3」も、持ってきてくれました。
そして、今日は、私が「くまのかあさん、あかちゃんは?」と問いかけるのを待っては、ページを自分でめくり、「いち!」と、元気に声を出して指で指しています。
既に、こぶだの赤ちゃんの10匹めが最後のページに残っているのは知っているのですが、それでも前のページで9匹まで数えてから、私がページをめくると「10!」と、あらためて目を大きく開けてびっくりしたような表情をして、それから楽しそうに大きな声で笑うのでした。

お母さまが「あれからずっと、また”HUG”を読んでいただきたいといっていました」とおっしゃってくださったので、今日も英語で語り読みをしてみました。
すると、今日は先回よりも初めから集中して聞いていて、BOBOがひとりぼっちなことに気付き寂しくなるところでは、本当に泣いてしまったのです。
今日もSちゃんは最後まで、私にからだをピッタリと寄せて絵本の時間を共有してくれました。
Sちゃんは、いつもお母さまにHUGしていただくのが大好きなのだそうです。
ご自宅で、豊かな愛情をたっぷり与えられて育てられてきたことがSちゃんのぬくもりを通してよくわかります。
今日もお帰りの時間には、抵抗しました。
でも、「じゃあじゃあ びりびり」を読んだことを思い出し、「赤ちゃんが、あーん、あーん、あーん、て、おなかがすいて泣いているかもしれないから、またね」と話してみると、悲しそうでしたが、しっかり頷いて、バイバイをしたのです。

最後のHUGをしながら、3歳2ヶ月の新しい親友が一人増えたな、と、心から嬉しくなった一日でした。

投稿者 chizuko : 21:46

2005年08月20日

心を癒す美しい洋書絵本   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

いつも手伝いに来てくれるGさんが、ご実家のお母さまの看病からもどってきたと、電話をくれました。
彼女のお気に入りの絵本をリハビリテーション中のお母さまにプレゼントしたいとのことでした。
洋書絵本の色の美しさやお話のたのしいものは、具合の悪い方たちの心を癒す力があると、近頃特に注目されています。
私も昔から絵本を身近な人たちのお見舞いに使うことが多く、いつも喜ばれてきました。
昔、仲良しだった友人が重い病に倒れたとき、オクセンバリーの赤ちゃん絵本とその主人公のお人形とのセットをプレゼントしたことがありました。彼女は不自由な手で、お礼状を書いて送ってくれました。最後まで側に置いていてくれたとのこと。そんなことを思い出しているところへ、しばらくぶりにM様がみえました。
ご主人とご自身のお母さまの看病でしょっちゅう東京を離れていらしたそうです。M様にとって心の癒しは絵本や童話の世界だとうかがい、病む方、病む方をお世話する方の双方を癒してくれる洋書絵本の力について改めて考えさせられました。赤ちゃんがお気に入りの絵本を見つけると手離さないときも、心のどこかが癒させているのでしょうか?

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 23:00

2005年08月01日

お知らせ 第一回読書Person フォーラム 8月10日   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

お知らせ 第一回読書Person フォーラム
8月10日(水)10:30~17:00

主催:(有)遊行社 モルゲン編集部(先生と生徒を結ぶ月刊誌 モルゲン発行元)、NPO法人読書DO

ご縁があって、今回この催しの情報が入りましたので、お知らせいたします。

読書の大切さを痛感していらっしゃる皆様には、役立てていただける内容の濃いプログラムだと思います。

基調講演は、現代詩作家の荒川洋治氏とノンフィクション作家の久田恵氏です。
詳細をご確認のうえ、ぜひ、ご参加ください。

(会場となる文化学院の校舎は、1921年に建てられた蔦の絡まるアーチの入口が素敵な、ドラマ撮影にもよく使われる建物です。小さいからこそ、80余年変わらずに、人の自由を尊ぶ建学の精神が息づく、私の大好きな学校です)

会場:千代田区神田駿河台2-5 文化学院 大ホール
参加費:2000円(交流会は17:30~19:00 別途3000円)
お問合せ先:モルゲン編集部 Tel:03-5361-3255
詳細は下記HPでご確認ください
http://www12.ocn.ne.jp/~morgen/

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 20:46

2005年07月16日

赤ちゃんにも大人にも、”出会い”を強く感じさせる絵本   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

開店そうそう、ドイツ哲学専攻のN様がお取置きの”The Seed”を取りに来てくださいました。
しばらく色々な絵本を見ていらして、追加されたのは”Colors”。
先日、1歳2ヶ月のSちゃんに気に入っていただいた絵本です。
プレゼントですか?とお聞きすると、ご自分のためにとの事でした。
ショップを手伝いに来てくれていた友人のGさんも、前からこの絵本が大好きで、次のご購入リストに加わっているようです。

午後からは、イベントもあって、小さなお子さまがたくさん見えました。
初めて来てくださった7ヶ月のNちゃんは、お父さま、お母さまとご一緒でした。
これから絵本の世界へデビューです。
色々な絵本に少しずつ興味を持っていらっしゃいましたが、最後に"Colors"を見せて差し上げると、それまでの絵本に示した様子とはまったく違う、はっきりした反応を見せてくださいました。決して小さくはないこの絵本のページをしっかりと握って離しません。
どの絵本にしようかと迷っていらしたお母さまも、Nちゃんのその様子をご覧になって、すぐに決めてくださいました。Nちゃんは、その絵本をショップをでられるまで、しっかりと手に握ったまま。

この絵本は、私も出会った瞬間に強く惹かれて迷うことなく仕入れたものでしたが、こんなに年代を問わず、何十人もの方に気に入っていただけるとは、思っていませんでした。
赤ちゃんにも大人にも、出会いを強く感じさせる絵本。
有名にならないままに絶版になってしまった絵本ですが、隠れた名作に違いないと思っています。

ここのところ、みえるたびにお昼寝中だったMちゃんが、今日は元気に登場。
しょっちゅう寄っていただいていたのに、とっても久しぶりのような気がしました。
2歳になったばかりですが、すっかり成長されていて、以前は、なかなかお人形をうまくはめられなかったはしご人形にまっすぐ歩み寄ると、しっかりとお人形をセットして楽しく遊べるようになりました。
絵本や積木にも興味があって、自分で何度も納得するまで繰り返し挑戦します。
先日、Mちゃんのお母さまから、求めいただいた「ほるぷこども図書館」の「めだかコース」に関するすてきなお手紙をいただきました。
お手紙のなかで紹介されている、絵本の世界を楽しむMちゃん、そして、今日久しぶりに会ったMちゃんの姿から、感性が、のびのび育っているのを感じました。

そう、Mちゃんにも、5ヶ月前に、この"Colors"の絵本をお持ちいただいていたのでした。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 22:16

2005年06月17日

3ヶ月から、絵本大好き!        洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

ショップオープン日に来てくださったS君が数ヶ月ぶりに寄ってくださいました。
はじめて来て下さったときは、まだ、3ヶ月。すっかり表情豊かになって、見違えてしまいました。
どの絵本をお話してあげても、じっくり最後まで聞いてくれます。
3ヶ月でお求めいただいた絵本、Colorsが大のお気に入りで、すっかり絵本が大好きなお子さまになられたと言っていただけて、感激しました。
このColorsも、赤ちゃんや小さいお子さまに大人気だった色の美しい大らかな絵の楽しい絵本です。
たまたま遊びに来てくれていた出版社のときの同僚Gさんは、オープンの日にも手伝いに来てくれていたのですが、その日のS君をよく覚えていて、その成長振りと、変わらない愛らしさに、偶然の再会を喜んでくれていました。
Gさんは、青森の義理のお姉さまが開いていらっしゃる美容院に、と、絵本をたくさん選んでいってくれました。青森でも洋書絵本を楽しんでいただけるかと思うとワクワクします。

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 20:45