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2005年07月04日
”The Seed"は、静かな反戦歌 洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより
夕方みえたN様は、大学でドイツ哲学を勉強中の女子大生。毎日ぶ厚いドイツ語の原本を読まれているそうです。
今日は絵を描かれるご友人のお誕生日プレゼントに絵本を選んでくださいました。ファンタジックなものがお好きとのことで、色々とお話しながら気に入ってくださりそうな絵本を探しました。
最後に決めていただいた絵本は、イラストレーターのお客さまたちに人気の高いIsabel Pinの作品、”The Seed”でした。

Pinは1975年、フランスのヴェルサイユ生まれで、ストラスブルグの美術学校でイラストのディプロマを修めた後、ハンブルクでも勉強を重ねました。
作品は、ボローニアの国際児童図書展を初め、主にヨーロッパ各地で展示されています。彼女の絵本は、ドイツ語、フランス語で出版されており、この”The Seed”は、数少ない英語翻訳版です。
表紙では、卵型の物体を真ん中に、2種のカブトムシのような昆虫が、綱引きをしています。
空から降ってきた不思議な卵型の種の所有をめぐって、2つの種族が戦いに供えて綿密な研究を重ね、戦略を立て、いざ、戦争を始めようとしたところ・・・。
反戦のメッセージを、洗練されたユーモアで包んで展開させたストーリーに、美しい色と構成で奥行きを持たせた、個性に富んだ絵本です。時間と空間、距離感を独特のタッチと手法で美しく表現したPinの才能には驚かされます。
しげしげとこの絵本を眺めていたところへ、美術家のS様がみえました。S様も、前からこの"The Seed"がお気に入りです。(実は、私も見た瞬間に強く引かれて、仕入れた絵本です)
美術がお好きなN様と年代も近いS様の、偶然の出会い。すぐに打ち解けて、絵本のこと、造形のことに話が弾んでいました。
色々なジャンルの方たちがみえて、ここでお知り合いになり、話が弾み、次の偶然の出会いを楽しみにしてくださる輪がだんだん広がってきました。
お母さま同士の出会いも増えました。
絵本と木のおもちゃが繋いでくれる出会いです。
洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム
投稿者 chizuko : 2005年07月04日 23:43