« 赤ちゃんはカタログが大好き  洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより | メイン | ”The Seed"は、静かな反戦歌   洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより »

2005年06月29日

徳之島での「ほるぷこども図書館」との出会いのお話  洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリームより

先回、小学生のお嬢さまのために絵本をお求め下さったT様は、ご自身も本が大好きな方です。
そのT様が、お父様から贈られた「ほるぷこども図書館」が揃った環境で育たれたということを、その時ショップのサンプルを見て確信されたのですが、今回、もっと詳しくそのころのお話をしてくださいました。
T様ご一家は転勤が多く、徳之島で小学校に上がられたそうです。そのときにお父様が「ほるぷこども図書館」を揃えてくださったとの事。
地理に疎い私は、つい先日、アジアの方たちとの集いに出る機会があり、そこで出会った徳之島出身の方に、徳之島は、鹿児島県といっても、奄美大島と沖縄の間に位置する、とても美しいけれど、遠い島だということを、外国の方たちと一緒に説明を受けて始めて知ったのですが。
そんなに遠い島で20年以上も前に「ほるぷこども図書館」に出会われ、今も本が大好きというお話をうかがって、感動しました。
鹿児島から飛行機でさらに50分掛かる小さな島へ、どん、と、ミツバチボックスに入った絵本のセットが届いたことは、きっとT様の本の世界への入り口になったことと思います。

T様には、一度離れたけれど、もう一度手にしたいという本が何冊もあります。
そういう本たちは、その時T様を本当に深い世界へと誘っていたのでしょう。
「ほるぷこども図書館」で育った子どもたちの多くはこのような特別な本をたくさん持っているのです。
「ぐりとぐら」や「ねないこだれだ」など、大人になっても心の中に住んでいる絵本がたくさんあるのです。

今日は、先日から気にしていらした“Rapunzel”を買いに来てくださったのです。

本当は探していらっしゃるのはフェリックス・ホフマンの作品ではないかと思われますが、残念ながら手に入らないので、ゼリンスキーの作品をお求めいただきました。
これも、ゼリンスキーらしい重厚な絵でグリム童話を再現していて、アメリカのカルデコット賞を受賞したとても美しい作品です。

image194.jpg

でも、1冊の絵本が絶版になったとき、代わりのものではその喪失感を埋めることは出来ないということを、私自身、数え切れないほど実感してきました。
だからこそ、優れた内外の絵本が絶版になる前に、一人でも多くの方にご紹介したいと、絶版絵本の延命をスタジオ・ドリームの使命の一つにしているのです。
この絵本も、T様の中に別の魅力あるものとして生きられることを祈っています。

ほるぷこども図書館 ご紹介のページへ

洋書絵本と木のおもちゃの店 スタジオ・ドリーム

投稿者 chizuko : 2005年06月29日 01:16